2008/10/04 (Sat) 金融についての予備知識

まず先に申し上げておきますが、
多重債務をされていて通常の金融業者から借り入れ不可能だという方。
弁護士や司法書士に相談してみてください。
間違っても「ブラックOK」などといった悪質な業者のドアを叩いてはいけません。
ご家族がいらっしゃる方は特にです。

さて、すでに借り入れのある方で支払いに困っていらっしゃる方。
数社からの借り入れで雪だるま式に借り入れが膨らんでいらっしゃる方は
然るべき機関に相談することをお勧めします。
法律の先生や、消費者センターの様なところに電話してみるのもいいでしょう。
親身に話を聞いてくれるはずです。そして最善の策を速やかに行ってください。

グレーゾーン金利という言葉を聞いたことがあると思います。
利息制限法に定める上限金利は超えるものの、
出資法に定める上限金利には満たない金利のことです。
利息制限法によりますと利息の契約は、
同法で定められた利率を超える超過部分は無効とされています。
貸金業者、特に消費者金融（サラ金）業者の多くは、
この金利帯２９．２％（年率）で金銭を貸し出します。






金額が貸付金です。






青い部分が利息制限法に定める上限金利となり、グレーの利息の
超過部分は無効となるため、原則として支払う義務はありません。
もし支払ってしまったという超過分は返還されます。

もっとも、超過部分を利息として任意に支払った場合には、
その返還を請求することができません。ここの部分が妙に曖昧ですが、
弁護士さんや司法書士の先生に任せることを薦めます。

金融庁からこんな御達しが出ています。
違法な金融業者にご注意！

最近はテレビCMなどでも消極的な消費者金融の姿を見たことがあると思います。
少し前に大手の消費者金融が営業停止にもなっています。
どうみても弱っています。

しかしながら急な用立てが必要な人が減るわけではないので
無くなることのないビジネスです。
つまり業者さえしっかり選べばユーザーが利用しやすい環境になってきている
業界であると言えます。